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コンスピ広報です。

今回は、YOUTUBEのコンスピリート公式チャンネルにて配信させていただきました
第15回:不動産経営でQOLを爆上げよう!の内容をお送りしたいと思います。

さて、今回取り上げるのは、
お金の時間的価値」のお話、です。

それ、不動産経営に関係あるの…?と思われるかもしれませんが、
不動産の投資判断をするうえでは「お金の時間的価値」の理解が大変重要となります。

とても単純なお話ですが、
今日貰える100万円と、1年後に貰える100万円とは価値がちがいます
感覚的な話でいえば、
100年後に貰える1億円より、今日貰える100万円を選ぶ人もいるかもしれませんね。

具体的に考えてみると、
年利を5%とすると、
今日の100万円は1年後には105万円になっている計算です。

ということは、
今日の100万円は、1年後の100万円よりも、
価値が5万円高い、と考えることができます。
この差が「お金の時間価値」となります。

この考え方を不動産経営に当てはめてみると、家賃収入にも同じことがいえるわけですね。
将来に渡って家賃収入が入ってくると仮定して、
それを現在の価値に割り返してみることで、
その物件の「時間的価値」が見えてくるようになります。
さらにそれを用いて、その物件に投資すべきかどうか?という判断も可能になります。

さて。
時間軸の異なるキャッシュを比較する場合には、
その時間の価値を調整してみなければなりません。

将来のキャッシュが、現在のいくらに相当するかは、
利率で割り算することで求めることができます。

 

先ほどの例で計算してみると、

現在価値100万円×1.05(=1+5%)=105万円

となり、現在の100万円は1年後の105万円と同価値だ、
ということになります。

 

では、逆に将来受け取るお金の価値を、現在の価値に割り返すときはどうするのか?

1年後に受け取れる100万円を、現在価値に直すとどうなるか?

 

先ほどの計算とは逆を行うことになるので、

将来価値100万円÷1.05(=1+5%)=952,380円

となります。
1年後に受け取れる100万円は
今日時点での952,380円と同価値いうことですね。

 

現在価値から将来価値を出すときのパーセンテージは「期待収益率」、
将来価値から現在価値を割り返すときのパーセンテージは「割引率」と、
それぞれ呼ばれます。
ちなみに「割引率」は、様々な判断や試算をするときに出てくるワードです。
基礎知識として覚えておいてください。

この「期待収益率」「割引率」を不動産経営に置き換える場合には、
利回りのパーセンテージを想定しておいて問題ないものと思います。

また、これが1年後のお話ではなく、
5年後とした場合には、「二乗」「三乗」…という計算になります。

例えば、5年後の100万円を、
割引率5%で現在価値に換算すると、

将来価値100万円÷1.05^5(^=乗のことです)=783,526円

という計算で表されます。
5年後に得られる100万円は、
現在の783,526円と同価値、という考え方です。

 

こうした考え方ができるようになることで、
その不動産に投資してもいいかどうか、
という定量的な計算が可能になります。

これを測るときに用いられるのが、
NPV=Net Present Value(正味現在価値)」
という投資判断指標です。
「NPV」については、
また別の機会に解説していきたいと思っております。

 

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それでは、コンスピ広報でした!

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