資産形成の手段には
さまざまな方法があります。

近年では、つみたてNISAやiDeCoなどの
税制優遇メリットを利用した投資も活発です。

また株式投資や不動産投資など、従来の投資も
活発に活用されているといえるでしょう。

その中で、不動産投資も更に細分化してみると
マンション投資、駐車場経営などに
分類されますがJ-REITも
不動産投資として扱われています。

では、このJ-REITとはどのような投資のことを
指すのでしょうか?

またどのようなメリットやデメリットが
あるのでしょうか?

この記事では、J-REITについて解説します。

 

J-REITとは、不動産投資の一種で
多数の投資者から資金を募り、
集めた資金で不動産を購入し運用する
手法を指します。

そして、購入した不動産から得られる
家賃収入や売買の利益などを
出資者に配当するといった仕組みです。
株式投資信託や公社債投資信託と
同じ仕組みで不動産投資信託とも
呼ばれています。

物件の購入や運用は
すべてファンドマネージャーと呼ばれる
運用者の手に委ねられ、
あなた自身が自由に物件の運用に
手を加えるわけではありません。

集めた資金で複数の不動産を購入しますので、
比較的安定して配当を受け取れる点が
特徴といえるでしょう。

 

では、このJ-REITはほかの投資と比較すると
どのような特徴があるのでしょうか。

下の表でいくつかの
投資方法と比較してみましょう。

不動産投資や株式投資と比較すると、
ローリスク、ローリターンな商品といえます。

どちらかといえば、
不動産投資を始める前に
J-REITで不動産の流れを勉強するといった
入門編的な目的で活用される人も
多いといえるでしょう。

 

 

J-REITは同じ投資信託商品でもある
株式投資信託や公社債投資信託よりも
一般的な知名度はまだまだ高くありません。

ここからは、J-REITを利用する
メリットデメリットについて
解説します。

 

▼メリット①
小額からの投資が可能

不動産投資は、
不動産を購入し運用しますので最初の資金が
どうしても高くなってしまいます。

金融機関に借り入れを行い、
運用することも珍しくありません。

しかし、J-REITなら
少額での投資が可能です。

一口1万円程度から運用が可能なので、
借り入れする必要がありません。

小額からの投資が可能な点は
大きなメリットといえるでしょう。

 

▼メリット②
分散投資でリスク軽減

不動産投資の場合は前述しましたが、
一つの不動産を購入し
運用益を得る投資ですが、
一つの不動産での運用となるので、
その不動産に不具合が
生じてしまうと理想としていた
運用益が得られません。

J-REITの場合は、
複数の不動産を購入し運用しますので、
一つの不動産に不具合が生じても
ほかの不動産でカバーができる
分散投資が可能です。

リスクが軽減できる点も
大きなメリットといえます。

 

▼メリット③
運用は不動産のプロが行う

不動産投資未経験の人が
いきなり不動産投資をするのは
非常に怖いと感じるでしょう。

不動産投資に尻込みしてしまうケースで
経験がないからというのは
非常に多い理由です。

しかし、J-REITの場合、運用を行うのは
不動産投資のプロである
ファンドマネージャー。

運用に関しては全て
ファンドマネージャーが行うので、
特に運用に気を遣う必要がありません。

不動産投資の入門編としての
活用と述べましたが、
ファンドマネージャーの運用による
ところが一番大きな理由です。

不動産投資未経験の人には、
これもメリットといえるでしょう。

 

▼デメリット①
運用に口出しできない

ファンドマネージャーにすべて運用を任せる点は
未経験の方にはメリットとなりますが、
ある程度経験がある人にはデメリットと
感じることもあるようです。

あまり期待した収益が得られない場合や
マイナス運用になるケースにおいて
ファンドマネージャーの運用方法に対して
口出しができない点は
デメリットとなるでしょう。

▼デメリット②
運営会社が倒産することもある

運営会社の倒産が考えられます。

一定の事業規模でなければJ-REITは
扱えないのですが、J-REITを取り扱う
不動産投資法人が倒産することがありました。

倒産の事例があったのが
2008年のリーマンショック。

不動産法人が倒産してしまうと
そのJ-REITは上場廃止となります。

J-REITで購入した不動産は全て売却され、
売却金は投資家に割合に応じて
返却されますが
元本保証ではないので、
大きな損失になる可能性も否定できません。

 

このように
メリットとデメリットがありますので、
しっかりとJ-REITの特徴を
把握しておきましょう。

 

次回はJ-REITの購入方法ついて解説します。

 

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このブログを書いた人

コンスピリート・ブログライター
コンスピリートの公式ブログライターが 不動産に関するお役立ち情報をお届けします。