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コンスピ広報です。

今回は、
コンスピリート公式チャンネルにて
配信させていただきました内容
第7回:不動産経営でQOLを爆上げよう!
の内容をお送りしたいと思います。

今回のお題はこちら。
ビレッジハウスを考察してみよう!

特に郊外で不動産経営をしている
オーナーさん、必見です!

 

2020年9月にレオパレス支援を表明した、
ソフトバンクグループ傘下の米国投資ファンド
“フォートレス・インベストメント・グループ”

このフォートレスが運営・運用する賃貸物件、
またはそのブランドラインが
「ビレッジハウス」です。

そもそもビレッジハウスは、
独立行政法人である
「高齢・障害・求職者雇用支援機構」が
保有していた
「雇用促進住宅」を民間売却する際に、
フォートレスが一括取得し、
「ビレッジハウス」へリブランド、
リノベーションしたものです。

2020年夏現在、全国47都道府県で
1,067物件、10万5,758室を
賃貸しています。

近隣にビレッジハウスがある場合、
何が厄介かというと、
彼らが管理会社ではないということです。

ビレッジハウス自体が全国に
1000物件、10万室以上を保有する
超大規模な「大家さん」だということ。

賃料設定や敷金・礼金といった募集条件を
自己に有利な方へいくらでも
コントロールできる。
この点が非常に厄介です。

管理会社であれば、
ふつう賃料や募集条件は
オーナー意向に従うことになります。
一方、ビレッジハウスは
自社が家主そのものです。

徹底した相場調査のうえで、
必要なリノベーションをかけて、
低賃料設定で市場へ物件供給しています。

そして、もう一つ厄介なのが
審査条件などの緩さです。

1. 審査が緩く、職業・年齢・国籍不問。
高齢者や外国人、母子家庭や
フリーターなど、一般的に
入居審査に通りにくい人も大歓迎。

2. 敷金ゼロ、礼金ゼロ、
更新料ゼロ、共益費ゼロ。

3. 仲介会社を経由せず
自社サイトから申込んだ場合、
仲介手数料不要。

4. 初期費用が安く、対象物件は
1ヶ月分のフリーレントが付く
条件によっては火災保険料のみで
入居できてしまう。

5. その場で申込みが可能。
銀行印、身分証明書、収入証明を
持参すれば申込みOK。
(審査状況により他の書類提出が
必要になる場合あり)。

 

ここまで諸条件が緩いうえに、
賃料も低いわけですから、
同エリアで同属性の入居者を取り合うには
いささか厄介な相手といえます。

取得した額から単純に計算してみると、
10万室を614億円で落札したと
言われているので、
一室あたり約60万円程度が取得費です。
リノベーションの費用を転嫁しても、
一般オーナーよりはるかに
低い取得費ですよね。
賃料を落としても、
利回りは回るはずなので、
そこもさらに厄介といえます。

そして、全国に60万室の管理を
抱えるレオパレスへの資金援助。
もしかすると、遠くない未来、
その60万室の物件も「ビレッジハウス」へ
リモデルされる日が来るかも…?

さて、皆さんが物件を保有されているエリアに
「ビレッジハウス」があるとしたら、
どうすればいいのでしょう?

そこは基本に倣って、
管理会社と密に情報共有をして、
市場調査をしっかり行い、
募集上競合しないような差別化を
図っておくこと。

ここに尽きると思います。

 

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それでは、コンスピ広報でした!


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