新しい世界に挑戦するときに、資格取得はステップアップのきっかけになります。

中でも、最も人気のある資格の一つに挙げられるのが「宅地建物取引士」です。

自分は不動産業界には興味がないのであまり関係がないのではないか、

と思っている人もいるかもしれません。

 

しかし、宅地建物取引士が活躍する場は不動産業界だけではありません。

金融・ファンド・M&Aに関する業務、

飲食店やコンビニエンスストアの店舗開発の業務、

アパレルショップの出店に関する業務など

すべて宅地建物取引士の知識・スキルが活かされる仕事です。

 

今回は、そんな宅地建物取引士の魅力に迫っていきます。

 

■宅地建物取引士ってどんな資格?

宅地建物取引士は、不動産取引のプロフェッショナルとして認められた国家資格です。

宅建業法において、不動産業を営業するには営業所の従事者5人に1人の割合

専任の宅建士を置かなければならないという規定があります。

そのため、不動産会社は宅建士を優先的に採用する傾向があるのです。

 

また、宅建士は不動産に関する契約(売買・賃貸など)に立ち会い、

宅建士証を提示して重要事項を説明し、記名押印しなければならない

ということが宅建業法で定められています。

賃貸住宅を借りるときに宅建士の重要事項説明を受けたことがある人もいるでしょう。

あの契約時の説明は、法律上必ず宅建士によって行われなければならないことになっています。

このことから、宅建士は不動産取引における独占業務をもつ国家資格であるとされています。

 

 

■宅建士試験の特徴と難易度

宅建士試験はマークシート方式の試験で、

2時間の制限時間内に50問の問題に解答しなければなりません。

内容は民法、宅建業法、建築基準法、都市計画法などの法律的なものから、

不動産の鑑定評価や税務に関する実務、土地の形質・構造など

不動産に関するあらゆる知識が問われます。

 

令和2年度は10月と12月に分けて実施され、

受験者数は合計204,247人、合格者数は34,337人、合格率は16.8%です。

決して簡単な試験ではありませんが、

きちんと準備をすれば誰でも合格のチャンスがある資格でもあります。

宅建士試験は毎年20万人以上の受験者がいるマンモス資格ですので、

攻略法や問題集など試験に関する情報が豊富です。

そのため、他の試験よりは取り組みやすい資格であるといえるでしょう。

 

次回は宅建士が活躍する舞台について解説します。

 


 

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