産業界がデジタル化の大きな波にさらされている中、
不動産投資もデジタル化によって大きく変わろうとしています。

中でも、NFT不動産投資
これからの不動産投資の概念を一変させる
可能性をはらんでおり、注目を集めています。

今回は、NFT不動産投資の概要について、
基本的なところから初心者にもわかりやすく
解説します。

 

NFT不動産投資とは

「NFT」は、最近急に耳にする機会が
増えたワードではないでしょうか。

SNSのLINEは、
NFTの総合マーケットプレイスである
「LINE NET」を開始するとして
大きな話題になりました。
NFT不動産投資を理解するために、
まずはNFTの概要を見ていきましょう。

 

NFTとは

NFTとは
Non-Fungible Token
(ノン・ファンジブル・トークン)
―非代替性トークン―

の略で、ブロックチェーンを使った
証明記録の技術です。

今までは、デジタルアートやデジタル化され
た写真・映像などのデジタル資産は
コピーが容易であったために、
資産としての取引が難しいものでした。

しかし、ブロックチェーンの技術で
証明書を発行することで、コピーでないことや
デジタル資産の所有者であることの
証明が可能となり、取引の対象として
認められるようになったのです。

現在ではデジタルアートのほか、
NBAのスーパープレーの動画について
NFTを発行しオークションにて高値で
落札されるなど、
新しい投資資産として注目を集めています。

 

メタバースとNFT

このNFTの技術は、実在する不動産の
小口投資に応用されています。

証券化された不動産を取引するよりも、
トークンの取引の方が手続きの面で
簡便であるほか、手数料も安くできるのです。
のみならず、
クラウド上の仮想空間に存在する不動産である
「メタバース」への投資にもNFTが活用されています。

コロナウイルスが世界的に蔓延した影響を受け、
ネット上での仮想空間に多く人が
集まるようになりました。

仮想空間上のイベントやコンテンツの多い区域は
人気が集まるようになり、
仮想空間に設けられた不動産を売買する動きが
活発化したのです。

NFTは、このようなデジタル資産の所有権の証明
にうってつけだったといえます。

 

NFT不動産投資が成り立つしくみ

仮想空間の土地に価値がつくとは、
にわかには信じがたいかもしれません。
しかし、人が集まるところには価値が付くのです。

実際に運営されている
メタバースDecentraland(ディセントラランド)
では、土地の区画の売買のほか、
賃貸もなされており収益が上がっています。

また、区画は定まった数しかないために、
人気のある区画については希少性が生まれます。

実際に、仮想空間の中でも、
ダウンタウンの区画は値上がりし、郊外の
区画は安く買えるという現象が起きています。
さらに、人が集まる区画には、広告を掲示し
広告収入を得るという道も開けています。

メタバース上には一般的な広告活動では
リーチできない顧客が多く存在することもあり
広告会社や大手企業にとって
新しい顧客を獲得するチャンスなのです。

あたかも実物不動産と同じような経済活動が、
仮想空間でもなされているといっていいでしょう。

 

次回は「NFT不動産投資が注目される理由
などについてご紹介します。

 


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このブログを書いた人

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